親やきょうだいなど身近な人を亡くした子どもたちは、外見からは元気そうに見えることが多く、子どもの悲嘆(グリーフ)は見逃されがちです。成長過程にある子どもたちは表現力も発達途上で、周囲の理解や支えが十分でないとなかなかその内面を表すことができません。死や死別について語ることはかんたんなことではありませんが、自然な形で気持ちを表すことは年齢を問わずとても大切なことです。子どもたちにとってありのままの自分が周囲に受け容れられることは、自尊感情を育て安定した人格形成にとても大切です。
当センターは、2010年から死別を体験した子どもたちの支援活動に長い経験を持つアメリカのダギー・センターから講師を招聘し、基礎的な研修を重ねてきました。その蓄積を基に2013年1月より毎月1回、親やきょうだいを亡くした子どもたちとその保護者のつどいを開いています。訓練を受けたボランティアスタッフのサポートのうちに、同じような体験をした仲間と交わり、わかち合って、子どもとその家族が自己肯定感・自己コントロール感を育み、良好な家族関係を再構築し、成長のきっかけとなるよう願っています。
※当センターでは、これまで「大切な人を亡くした子どもとその家族のつどい」としていましたが、2018年度から「身近な人を亡くした子どもとその家族のつどい」に名称を変更します。遺された子どもや家族には、時に亡くなった人への怒りなど否定的な感情が起きることもあり、「(亡くなった人が今は)大切な人とは思えない」という声を聞くことがあります。様々な感情は自然に起きるもので、まずはそのままを受けとめ合うことが私たちの大事な基本姿勢の一つで今回の名称変更となりました。
2021年12月以降の開催について
新型コロナウィルス感染拡大防止のために、昨年来、開催方法を大幅に変更せざるを得ない状況が続いています。一緒にお昼を食べたり、クラフトやおもちゃを使っての遊びが出来なくなりました。ただ、同じような経験を経た大学生のお兄さん、お姉さんたちと大人のスタッフと一緒に、お話をしたり、思い切りからだを動かしたり、当面は下記のように開催いたします。
当日の流れ
12:45 ~ | 受付・名札つくり |
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13:00 ~ | 小学生は遊びを中心としたプログラム、中学生以上と保護者は語り合いを中心としたプログラムです。お天気がよければ、皆で近くの公園に行ったり、聖路加の敷地内でバドミントンをしたりします。 活発に遊んでもいいし、お話をしてもいいい、時にはぼーっと過ごすこともOKです。 |
15:00 | 子どもと保護者が合流して終わります。 |
対象
身近な人を亡くした子ども(6~18歳)とその家族(保護者)
※病気・事故・自死・自殺など、亡くなられた原因は問いません。
会場
●聖路加国際病院小児総合医療センター
(東京都中央区明石町9-1 地下鉄新富町・築地駅下車)
⇒会場への行き方(PDF)
定員
小学生10名・中学生以上5名とその家族(保護者)
参加費
無料
主催
NPO法人グリーフサポートリンク<NPO法人全国自死遺族総合支援センター>
共催
東京都
後援
聖路加国際病院
お申し込み・お問い合わせ
FAX、郵送、申込フォームのいずれかより、下記をお書き添えの上、実施の2日前までにお申し込み下さい。折り返し事務局よりご連絡いたします。
様子がわからないと参加をためらっておられる場合など、初回は保護者のみの参加も受付けております。遠慮なくお問合せください。
- 保護者のお名前
- 保護者のお名前(ふりがな)
- 住所
- 電話番号
- お子様の年齢と性別
-
参加希望日
(受付中の日程のみお申し込みいただけます。複数回のお申込みはお受けできません。)
【2022年】
6月5日(日) 受付終了 7月3日(日) 受付終了 8月7日(日) オンライン受付終了 9月4日(日) 受付終了 10月2日(日) 受付終了 11月6日(日) 受付終了 12月4日(日) 受付終了
1月8日(日) 受付終了 2月5日(日) 受付終了 3月5日(日)受付終了
NPO法人 グリーフサポートリンク
<全国自死遺族総合支援センター>
電話:080-5428-4350 FAX:03-3261-4930

現在準備中につき、クローズしています。
※申込後2日過ぎても万一連絡がない場合にはお手数ですが までご連絡下さい。